燃え尽きているバイオ株


20年6月に大きく盛り上がったバイオ株。
最近の株価を久しぶりにのぞきに行くと、恐ろしいことになっていました。

具体例として、4563アンジェスを見てい見ましょう。

6月26日にピークの高値2492円をつけてから、10月14日現在までの安値は1295円となっています。
頂点からの下げ幅は約48%減となっています。

3月から5月にかけて上昇した初期の暴騰価格よりも大きく値を下げています。
4月~6月までの出来高をみると、取引量が異常に伸びています。

逆に言えば1500円~2492円の価格帯で保有している投資家が多いとも見ることができますね。

それでは、この価格までもどることができるかどうか。

答えは、かなり厳しい状況にあります。
アンジェスの上昇は、新型コロナのワクチン開発でしたが、進捗状況をみあると1/2です。

その間に、米国のギリアド、英国のアストロゼネが先行しています。
最近のニュースでは、米国大手のジョンソン&ジョンソンがワクチン臨床試験を中止したニュースも入っており、ワクチン開発がいかに難しいかを物語っています。

これらを勘案すると、アンジェスは…。
厳しいですね…。
理由は3つ。


①ワクチン開発で先行している企業がある上に、現状は開発進捗が半分であること。

②開発自体が難易度が高く、成功するかわからないこと。

③日本での新型コロナの感染力が低いこと。

特に①と②を考えると、何もわからなかった期待だけの相場である6月高値を更新する蓋然性は極めて低いです。

バイオ株の恐ろしさはここにあります。

ただ、まだ期待感があるから株価はそれなりに維持していますが、今後どこまで下がるかは、まだまだわかりません。


アンジェス以外にも、4571ナノキャリア、4564オンコセラピーなども、いずれ同じ道をたどるとみています。


20年6月に書いていた記事はこちらです。
バイオ株がいかに難しいか詳しくはこちらをご覧ください。




対策はどうすべきか?



それでは、バイオ株を保有してしまっており、「塩漬け」になってしまった場合はどうすべきか?

答えは一つです。

「利益が出そうな銘柄に乗り換える」


これ以外に対処方法はありません。

投資家は、投資に失敗することも当然あります。

勝ち続ける投資家になるためには「軌道修正」する力が最も大切になります。


当たり前のことですが、投資家の仕事は「投資先を見つけること」です。

失敗した投資があれば、素直に認め資金を引き揚げる。

そして、次の投資先を見つける。

このサイクルを続けることが、投資で利益を出す必須の方法です。


他の投資と異なり、株式投資の良いところは、流動性が高いが挙げられます。
そして、この高い流動性が非常に役立つ時が、

「逃げるとき」



なんです。


私たちが株式投資で利益を出すために必要なこと、必ずしなければならいことは、「新たな投資先を見つけること」であり、「利益が出そうな企業に投資をすること」です。

損切は非常に苦痛ですが、大事なのは資金を増やことです。
新たな投資先を見つける努力をしていくことこそが、「バイオの沼」から抜け出す方法になります。

現実を受け止め、新たなチャンスに投資していきましょう!!

最後に、株式投資を続けている私からのアドバイスです。

相場はコントロールできませんが、資金はコントロールできます。
資金を増やしていくには、資金コントロールで失敗ことは、許されないことです。



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