5Gへの投資が加速する中、VRで外出気分を味わえる時代が訪れそうです。
NTTドコモ、エムスリー、ソニーが入院患者に仮想現実(VR)の映像で外出気分を楽しむことができるプログラムを試験提供を始めます。
このプログラムは、在宅医療の患者に提供することと、在宅医療に関わる多くの方が助かるのではないかと思います。
医療費削減のため、在宅医療へシフト
なぜなら、政府は病院ベット(病床)数を2025年には、2015年比で最大20万床を減らす方針を決めているからです。
今後は自宅や介護施設での治療に切り替える方針で、高齢化で増加一方の医療費を削減するのが狙いです。
この政府方針の中、訪問型クリニックや訪問看護ステーションが近年増えており、地域の包括的な支援・サービス提供体制の構築が進んでいます。
現場の苦労に重なる新型コロナへの対応
一方で、巡回する在宅医療(医療、看護、介護を含む)には厳しい現実もあります。
皆様にも、良くしてくれているのはわかっているのに、閉塞感から感情と裏腹に厳しい応対をしてしまったことはありませんか?
医療を受ける側にも恐怖心があるなか、それ以上に厳しい環境なのが、医療従事者の皆様だと思います。
患者に対する使命感、24時間体制、人手不足による人員確保など、多大なプレッシャーの中、日々対応していることを考えると、胸が熱くなります。
また、病気を患っている方も病気と闘い、ご家族も支える日々が続いています。
苦労が絶えない医療現場に、今回のCOVID19(新型コロナ)での社会全体が自粛ムード。
医療従事者の皆様は、ご高齢の患者が多い現場で、感染するリスクと自分自身が感染していないか、私生活の行動にまでプレッシャーを感じていらしたのではないかと推測いたします。
また、介護するご家族の方も同様のプレッシャーを感じていたのではないかと。
明るい未来を想像できない苦しみは、私自身も経験しました。
本当につらいものです。
光となるのが、VR
だからこそ、今回のVRで外出気分を味わえるシステムは、在宅医療にこそ必要だと思うのです。
看護を始める前後に、患者だけでなく、支えるご家族の方と、医療従事者の方も一緒に外出気分を味わうと「心に余裕が生まれる」のではないでしょうか。
心が前向きになると、すべてが良い方向に転換していきます。
また、多くの看護師や介護士の皆様がとても苦労されているのが、患者を動かすことだと話されています。
ただ、VRは、目に装着するだけですので、患者の体を動かす必要がありません。
患者を動かさずに、VRで気持ちを前向きにできる。
そして、看護や介護に取り掛かる。
このような新しい流れができると、これまで重苦しかった現場の空気が、少し軽くなりそうです。
肉体的な治療が医療の役割だとするなら、精神の治療に「VR」は大きく期待できるのではないかと思います。
ちなみに、これからは、「プログラムを作る方」と「現場で活用する方」だけでなく、どのように使うアイディア(プランナー)がこれからは大事になってきそうですね。
インプットとアウトプットの重要性
この記事から、このようなことを想像していました。
インプットから連想して、アウトプットする。
この一連の作業はは頭を整理できるいいワークです。
ぜひ、皆様も何かの記事から考えたことをアウトプットしてみてください!
ZENFSでは、オンラインでニュース記事をアウトプットする場を6月から始めようと考えています。
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改めて、ご案内いたします。
お楽しみに!