米国民主党政権「トリプル・ブルー」への警戒


おはようございます!

昨日の米国市場は、NYダウ30069.79ドル(-148.47ドル)、NASDAQ12519.94ポイント(+55.71ポイント)となっています。

米国で新型コロナの感染者数が増加しており、カルフォルニア州では自宅待機命令を発動されるなど経済活動の制限への懸念が再燃しています。

旧来型の比率が高いNYダウが反落、NASDAQは小幅上昇となっています。

先週にNYダウ、NASDAQともに最高値を更新していたこともあり、利益確定売りや高値への警戒感も出やすい状況だったことも起因しています。

個別銘柄ではEV最大手テスラが7%上昇と先月末からの電気自動車関連への人気は世界的ですね。

ハイテク関連の下値は固いようで、新型コロナ感染拡大が業績への好材料となる銘柄は注目されそうです。

米国の政治で気になるのは、新大統領が民主党(ブルー)のバイデン氏がほぼ確実になっています。民主党は下院も過半数を占めており、民主党が大統領と下院を取るダブルプルーとなっている状況です。

現在、残る議会の上院は共和党が過半数を取るとみられているため、民主党による極端な政策への歯止め役と期待されているとみられています。

しかし、来年1月5日に持越しとなったジョージア州の上院議席を巡る特別選挙で民主党が勝った場合、大統領、上院、下院が民主党が取る「トリプルブルー」になる可能性があります。


トリプルブルーの政権になると、トランプ政権とは大きく政策が転換されることになり、東雲會で述べたように米ドルと円の供給量に差が出やすくなり、円高に振れる可能性が高まります。

また、法人税増税などの政策も早めに進められることも考えられることから、一時的に株安に振れることも考えておく必要があります。



年明けは1月4日からですが、5日の選挙結果出る6日は、環境が変化する可能威勢があり、少し注意が必要になりそうです。



◎NYダウ、NASDAQ市況






日経平均について



日経平均先物の夜間取引は、264365円(日経平均前日比‐182円)で取引を終えています。

7日日中から夜間も続落しており、米国市場の調整に比べると、日経平均は弱含んでいるようです。


円高、感染拡大する新型コロナによる経済への影響、26000円を超えているという高値などの警戒感から、利益確定売りと買いを控える傾向になっているようです。

また、国内株式の年内最終取引日(12月26日木曜日)が意識され始める時期で、年内決済も出やすくなる時期ということもあり、下げやすい時期に差し掛かっていることも起因しています。



環境が調整時期に入っていますが、テスラの動きを見るとわかるように個別銘柄への期待感はそれぞれで動いています。

新型コロナの感染拡大が追い風、もしくは関係なく伸びるであろうとみられる企業への投資意欲は衰えないとみています。

下げるときは下値をcheckしていきましょう!

それでは、本日の相場もZEN力で!


本日の決算発表




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昨日、水素関連銘柄は大きく動いています。バイデン政権になる蓋然性が高まっていることから、クリーンエネルギー関連への注目が高まっています。











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