半導体を見直し


おはようございます!

月曜日の日経平均は、28364.61円(前日比+46.78円)で取引を終えました。

東証1部  値上がり 1394  値下がり 715 変わらず 83

マザーズ  値上がり 90  値下がり 252  変わらず 11


日経平均は、28584円と想定レンジ(28000~28500円)の上値を一時超えましたが、その後、売りに押される形になっています。

25MAに近づいていることもあり、この価格帯から買い手がさらに勢いづくか注目ですね。

上昇をけん引したのは、川崎汽船、日本郵船、商船三井が上昇しており、海運が買い戻されています。

また、個別銘柄ではトヨタ自動車が上場来高値を更新しています。

15年の高値移行、調整していたこともあり、出遅れていました。

上場来高値更新も、PERは15倍と割安とみられており、ソフトバンクG、ファーストリテイリングに利益確定売りが出てトレンドが横ばいに転換していることも重なり、資金の受け皿になっているようです。


◎トヨタ 半導体不足で6月国内2工場で一時停止へ


トヨタは、悪材料が出ても買われており、ウーブンシティ、水素自動車、割安、財務健全ということもあり、トレンドは強いですね。

車載向けの半導体が不足しているニュースは、トヨタだけでなくスズキも同様です。

この要因についてまとめている記事がありましたので、ご参考まで。


◎半導体狂騒曲、これはバブルなのか?


車載向けが遅れている要因流れは下記の通り。

①18年の半導体後退期に、ジャストインタイム(トヨタ看板方式)による半導体発注調整

②米中対立によるファーフェイ制裁、ファーフェイの駆け込み需要

③ファーウェイ携帯シェアが落ちる穴埋めを狙いApple、サムスンが増産需要

④新型コロナによるIT特需発生。

⑤旺盛な需要から車載向けの半導体製造を受け入れることができなくなり、車載向けは製造が遅延


車載が遅れている背景には、様々な要因が重なっていることがわかります。

裏を返すと、半導体にはまだまだ旺盛な需要が続いていくとみることができます。

昨年4月以降の上昇をけん引してきた半導体セクターは現在調整していますが、下値を固めるかどうか、注目していきたいと思います。

シカゴCME日経先物の終値は、28495円(日経比+130円)と小幅上昇しています。

28500円の節目に近づいてきました。

この節目をどのセクターがけん引してブレイクできるか、それとも抑えられるか、注目してきたいと思います。



米国市場

24日の米国市場は、NYダウが34421.60ドル(前日比+186.14ドル)、NASDAQは13661.17ポイント(+190.18ポイント)となっています。

NYダウは、34000ドルを回復後、25MAを超えています。

NASDAQは25MAを付近で推移しており、この水準を維持できるかどうか今週の注目点となります。

NYダウ構成銘柄をみると、マイクロソフト、セールスフォース、ボーイング、ゴールドマンサックスと幅広いセクターで買いが入っています。

新型コロナワクチンの接種が進んでおり、ボーイングや化学のダウも堅調、ハイテクもGAFAMが反転上昇しています。

ビットコインが380万円まで買い戻されてたことから、テスラ株が約5%上昇しています。

NYダウ、NASDAQともに下落すると下値では買われており、日米ともに指数は横ばいになりそうです。

米国10年債の金利は1.605%と落ち着いてきました。

金利が少し下がったことから、利益確定された資金の一部が長期国債に移行しているようです。

VIX指数は、18.40と20を再び割り込んでいます。

米国市場は25MA付近で推移しています。同市場は、調整を始めると2カ月~3カ月かかるパターンががあります。

もう少し、様子見ムードが続きそうです。

指数横ばい、成長銘柄への再評価の展開になるか、注目していきましょう!




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