悲壮感なき下落。後の大幅反発


おはようございます!

月曜日の日経平均は、28010.93円(前日比-953.15円)で取引を終えました。

金曜日の米国市場の下落を受けて、大幅下落となりました。

今回の下落には、すべての銘柄が下落する悲壮感が出ておらず、下げは限定的になるか、注目していました。

また、比較的強い業界の個別銘柄が、前日比で下落も陽線になるかに着目。

会員の方向けに、月2回の朝6時30分から配信している「東雲會」にて、詳細は解説しています。

ZENFSの方は、アーカイブ動画をご視聴ください。



東証1部  値上がり 123  値下がり 2044 変わらず 26

マザーズ  値上がり 55  値下がり 298  変わらず 4


日経平均は、28000円を一時われてましたが、その後、買い戻されて28000円は維持。

今年に入り存在感が薄れている日銀の買い入れ額は70億円と「焼け石に水」状態。

アベノミクスの以降、特に16年から暴落ストッパーの役割は期待できない状況となっています。

一方で、昨年以降、新型コロナ対策で世界各国で大量の通貨が発行されたため、発行株式数が限定されている株券の価値は相対的に高まり、また、株式投資に新規参入している人たちも多く、買い意欲には余力があるとみています。

今回の下げが一時的なるかどうかは、わかりませんが、好業績銘柄、ここ2~3年に成長が期待できる企業の価値は下がりにくいとみています。

そのため、前述通り、下値は固くなると考えている次第です。

金曜日の米国市場の下落は、NYダウが中心に下落しており、GAFAM、テスラ、ズームなどハイテク株の下落幅は小さく、むしろ上昇している銘柄もありました。

下落した要因がFOMCによる量的緩和の縮小、23年から利上げする方針を早めるのではないかとの見方が広がったことでした。

底上げの終了で、成長トレンドは途絶えることを意味していません。

前回の利上げを開始したトレンドは、16年後半から18年初頭です。

利上げ中も強いトレンドを形成しており、グロース株は大きく株価を上げています。

今回の下落は環境の下落、個別銘柄にとっては下値固めをチェックできる貴重な機会となりそうです。

昨日の下落寄与はファーストリテイリング、ソフトバンク、東京エレクトロン、ファナック。

大型株の下落が目立ちました。

25MAを割り込んだ半導体関連が多く、こちらが本日回復できるかが注目されそうです。

下値固めをチェックできる機械ではありますが、今回の下落で上昇期待に水を差されている可能性もあります。

今日の上昇幅と上昇角度が重要です。

日経平均の指数自体は上値が重たくなるとみています。

注目業界、成長が期待できる企業を見極めながら本日の相場に挑みたいと思います。


CME日経平均先物の終値は、28710円(日経比+699円)と大きく反発となっています。

13週線を割り込んでいるため、今週回復できるかどうかが注目点です。



米国市場

21日のNYダウは33876.97ドル(+586.89)、NASDAQは14141.48ポイント(+111.10)となっています。

NYダウは、金曜日に下落幅533ドルを全戻しています。

特に売られていたゴールドマン、アメックス、JPモルガンなど金融株に買い戻しが入っています。

FOMCの結果を受けた下落は過剰反動だったとの見方が出ているようですね。

上がるなら、下げるなよ!

今年初めの動画で、どこかで下げを狙ってくる時期が出てくるが、今年の相場は下値が固く年末には上昇しているのではないかとの考えを述べていましたが、狙われているようですね…。

NYダウは調整局面に入っているのは、月足でも見て取れます。

下げのターンは終わったわけではなく、下値を固める時期になっていると考えています。

決算発表の端境期になっており、強い材料が出にくい場面です。

それぞれの個別目柄の値動きに注目していきたいと思います。


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