反転上昇も指数は重たくなるか


おはようございます!

金曜日の日経平均は、27940.42円(前日比-177.61円)で取引を終えました。


東証1部  値上がり 907  値下がり 1175  変わらず 110

マザーズ  値上がり 195  値下がり 157  変わらず 16

米国市場の下落を受けて寄付から売りが強く、日経平均は、一時27419円まで下げました。

下げが一巡後、後場から買い戻しが入り、27940円まで戻しています。

日銀の買い入れが入ったかとみていましたが、実際には買いは入っておらず、機関、個人の強い買いもどしとなっており、下値は固そうです。


今回の下落の要因のひとつは、分配金確保のための売りが8000億円出ることが挙げられます。

この下落に米国株の下落が、後押しする形となっておりました。

ただ、個別銘柄の成長性に対する不安ではなかったため、先週のコメントに記載していた通り、下値比較が重要なポイントとみていました。

実際に、指数が大きく下落した木曜日と金曜日を比較すると、個別銘柄の下げ幅は少なく、値上がり数、変わらずとなった企業も金曜日の方が多くなっています。

今期の業績期待がある企業にとっては、押し目買いのタイミングと捉えられていましたね。

昨年の証券口座開設数の増加をみると、まだ投資に対する意欲は、強いようです。

CME日経平均先物の終値は27720円(日経比-398円)と下落しており、21日の下値27795円を付近で下値を耐えれるかどうか、注目です。

夜間に一時27500円まで下落していましたが、引けにかけては買い戻されています。

寄付からの値動きには、各社で差が出てくるかなとみており、個別銘柄の強弱をチェックしていきます。


個別銘柄をみると、レーザーテックがプラス、東京エレクトロン、アドバンテスト、ソニーが再評価されています。

HISが伸びており、JR東日本、オリエンタルランドも後場に買われて、afterコロナ関連にも再評価されてました。


一方、中国企業の海外上場の規制の影響を懸念されるソフトバンクG、バイデン政権になりウイグル問題を取り上げられて逆風を受けているファーストリテイリングは年初来安値を更新しており、21年2月までの相場をけん引してきた企業と現在の相場では主役が変わっています。


新たなけん引役は自動車、海運、鉄鋼など、これまで評価が遅れていた業界や米国内需回復の恩恵を受ける企業が強含んでいます。

これから決算発表が本格化していきますが、各企業の進捗に注目していきたいと思います。

CME日経平均先物は、28485円(日経比+545円)と大きく反発をしています。

昨年同様に、分配金の売りから買い戻されています。

ただ、29000円の抵抗帯は重たいため、徐々に回復角度が続くかどうか、今日明日の注目ポイントとなります。


米国市場

9日の米国市場は、NYダウが34840.16ドル(+448.23ドル)、NASDAQは14701.92ポイント(+142.12ポイント)と調整から多く値を飛ばしました。

米国10年債の利回りが、底打ちしたようで、ゴールドマンサックス、JPモルガンなど金融株が再評価されています。

キャタピラー、シュブロンなど、素材や機械株も上昇し、NYダウは終値で最高値を更新しています。

NASDAQも上昇しており、ハイテク株も堅調に推移していました。

バイデン政権が、競争を促すため大企業への監視強化を求める大統領令に署名したため、GAFAMの値動きに注目されましたが、影響は限定的だったようです。

米長期金利が1.25%まで下げた10年債は、1.361%と金利の下落は、底打ちしたようです。

米国指数は高値圏で推移しており、これから始まる決算発表後の値動きに注目していきたいと思います。


注目ニュース

注目しているM&Aの一環、今後の参考にしていきたいと思います。


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