コロナによる二極化再び


おはようございます!

昨晩の米国市場は、NYダウ27463.19ドル(-222.19ドル)、NASDAQ11431.35ポイント(+72.41ポイント)と旧来型とハイテクでバラツキが出ました。

欧州での新型コロナ感染拡大に伴い、行動制限による景気懸念が広がり、旧来型産業が売られています。

ドイツのメルケル首相はレストラン閉鎖、大型イベント中止を検討していると伝わり欧州株が下落したことにより、感染者数が増加している米国にも懸念が伝播したようです。

ボーイング、ゴールドマンサックス(GS)、キャタピラー、スリーエムが3%を超える下げとなっており、一方で、新型コロナによる影響が少ないハイテク株が伸びる形となっています。

ズーム、ツイッター、アマゾン、フェイスブックが好調に推移しています。

他のハイテク銘柄ではネット通販事業支援のショッピファイがTikTokと提携を発表しており、株価を伸ばしています。

今後、ライブコマースが日本でも本格化してきそうですね。

インスタを持つフェイスブックは強いかなぁとみています。



◎ショッピファイが続伸、TikTokとネット通販で提携



米国で主要20都市の住宅価格指数は8月以降5.2%上昇、2年ぶりの大幅上昇となっています。新型コロナの影響により供給が減っているところに、低金利を背景に買い手が殺到しているようです。

在宅勤務などにより自宅で過ごす時間が増えたこともあり、マイホームへの願望が強まっているようです。


◎米20都市住宅指数、2年ぶり大幅上昇


新型コロナ前後の生活スタイルの変容は、改めて注目しておきたいと思います。



◎NYダウ、NASDAQ市況



日経平均について


昨晩の日経平均先物は、23305円(日経平均前日比-181円)で取引を終えています。

27日日中の値動きは、一時23,232円まで下落した後、25MAを回復して23400円まで戻しました。

米国市場の動きを受けて、再度23400円を割り込んで始まります。

25MAを巡る攻防戦となりそうです。

小幅下落の範囲となるため、日銀の買い入れは期待できませんが、昨日の値動きを見ると下値は固いのかなとみています。



個別銘柄の決算発表が本格化してきます。

昨日の決算を振り返ると、日立金属、日立建機、富士通、野村不動産、HOYAが昨年比で業績が悪化しており、今後の個人消費の落ち込みを考慮すると回復には時間がかかりそうです。

一方、EC大手モノタロウは個人需要拡大で最終利益を伸ばしています。

業績が前年比で落ちている信越化学は、半導体ウエハーが好調で、5Gによる今後の需要拡大に期待が膨らんでいます。



欧米での感染拡大に伴い、輸出企業への影響が再度懸念されます。

今後、決算発表が始まることも考慮すると益々各社の業績や将来性に注目が集まりそうです。

決算発表の前後の値動きに注目していきましょう!



◎SBI決算スケジュール


それでは、本日の相場もZEN力で!








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