2020年大納会の日経平均は、27444.17円(日経平均前日比-123.98円)で取引を終えました。
前日の大幅上昇から利益確定の値動きとなりましたが、週足では強い形となっています。
2020年は新型コロナウィルスの影響により、実経済が大きな打撃を受けましたが、日経平均は高値を更新しました。
米国株もNYダウ、NASDAQともに最高値を更新しており、株式市場は恐らく今後も高値を更新していくだと考えています。
株高の背景には、国の借金というものはなく、中央銀行が政府の国債を買い続けることができる異次元緩和の状況が続くことが大きな要因です。
理論上、通貨を大量に発行すると「インフレ」になるのでしょうが、新型コロナ感染拡大により失業率が高まり個人消費が落ち込んでくることを考えると、物価上昇はなかなか難しいのではないかとみています。
つまり、各国政府による異次元緩和は続くため、2021年も株高になりやすい環境になりそうです。
ただ、年間を通じて上昇し続けると利益は出ないため、一時的に大きく下落することはありそうです。
環境による一時的な下落の際は、しっかりと株を買うことがポイントとなりそうですね。
ちなみに、下落は21年の前半に来るのかなとみています。
その際に狙っていく銘柄ですが、「グロース株」です。
今年は、新型コロナショック後は、「グロース株」が相場をけん引していきました。
その後、株価が高い水準に入り大統領選を前に横ばいの時期からは、ワクチン完成期待で「バリュー株」が買われ、高値を更新していく流れとなっています。
「バリュー株」は割安と判断されて、買われるため高値を更新することは難しいです。
ということは、一時的な買い戻しはありますが、本来のこれから成長が期待できる企業に投資をするという本質からズレています。
そのため、環境による急落した場合、株価が上昇する力に乏しく、上値が重たくなってしまいます。
それに対し、グロース株は成長が期待できることから、急落後に株価がより割安になってくるため、買い方が勢いをつけやすくなり、急反発していくことが多いです。
来年の相場の想定で、21年に想定している環境による下げで買う際に、この差が大きくでやすいため、あくまでも「グロース株」にターゲットを絞っておくことが重要です。
このことを念頭に入れて、来年も引き続き「買い」に力を入れて攻めていきたいと思います!
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