けん引してきたハイテク株が調整期へ

おはようございます!

昨晩の米国市場はNYダウドル31537.35ドル(+15.66ドル)小幅プラス、NASDAQは13465.20ポイント(-67.85ポイント)と続落しています。

長期金利が上昇傾向にあり、PERが高いハイテク関連に利益確定売りが続いています。

NASDAQの上昇はNYダウと比較しても、12か月線からの乖離率が27%と離れていたこともあり、もともと高値への警戒感が強いところに長期金利がキッカケとなっています。

一方で、FRBパウエル議長は「米経済は雇用とインフレ目標に達成するまでには長い道のりがある」と、述べており、当面金融緩和は維持されそうです。

FRB議長、緩和維持協調


NYダウは一時、362ドル安と下げていましたが、議長証言以降、買い戻されました。

上値は重たくなってきそうですが、緩和継続のため、下値は固そうです。

緩和継続と金利上昇から、JPモルガン、ゴールドマンサックス、バンクオブアメリカ、シティーG、モルガンスタンレーの株価が上昇、銀行関連が伸びています。

NASDAQの値動きを見ると2月に入り、ハイテク株を中心に投資マインドは低下しています。

相場環境はしばらく調整しそうですね。

過去の傾向としてNASDAQの調整は2カ月となることが多いです。

相場環境の調整は、成長期待の銘柄も押し下げてくれることが多く、今後の展開が楽しみになってきましたね。





日経平均について


CME日経平均先物は、29990円(日経平均前日比-166円)で取引を終えています。

30700円を一時漬けてから下落したことにより、30500円が新たな上値抵抗帯として意識されてきました。

これまで、30000円を割り込んでもすぐに回復していたことから、下値の支持となっていましたが、徐々に分が悪くなってきているようです。

本日30000円を回復できなければ、30500円の壁、30000円の壁と2枚の上値を抑える蓋が完成しそうです。

この蓋をひっくり返すには、それなりの材料(ニュース)が必要です。

決算発表を終えて、政府も予算配分を終えていることから、主だった材料が出にくい時期ということもあり、日経平均も調整となりそうです。

ちなみに、日経平均も12か月線との乖離率が28%付近とアベノミクスの株高となった13年以降、最大の乖離となっていました。
一旦、上値が重たくなると、再上昇するためには力を貯める時間が必要となりそうです。


一気に伸びるタイミングを逸すると、投資マインドは徐々に逆流してくることが多く、環境は調整することを前提に考えていたほうがよさそうです。

今後の展開として、成長が期待できる企業も初動の環境の調整には巻き込まれやすくなります。

しかし、その後各個別銘柄への期待へと移行するため、徐々に下値が固まってくるため、面白そうな企業は、安く買えるチャンス!

下値がどの程度で固まるか、チェックしていきましょう!!

それでは、本日の相場もZEN力で!



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