米大統領選前の揺らぎ



こんにちは!

月曜日の日経平均は23295.48円となり、前日比+318.35円と反発となりました。

先週末の米国市場の下げに対して、日本市場の影響は少なく、買い戻される形となっています。

世界の企業業績は回復傾向にあります。

1~3月期は前年同期比で81%減だったのに対して、4~6月期は59%減、7~9月期はは9%減と減益は縮小傾向にあるようです。

地域でみると、7~9月期はアジアは前年同期比27%増益となり、中国の19%増益がけん引しています。

業種では、IT関連が好調、消費も戻りつつあるようで食品、EV企業も回復しているようです。

回復している中国と比較すると日欧米の回復は鈍いですが、7~9月期は業績好調な企業の傾向は似ているものがあります。



株価としては、3月以降コロナ禍でも企業業績が好調だった成長株への投資が加速していましたが、今はトヨタ、ファナックなど、安定経営企業で回復傾向にある旧来型産業に資金が回っています。

米国市場でもGAFAMの株価は軟調ですが、電子制御部品大手ハネウェル、キャタピラー、テスラなど製造業系が伸びています。

成長・グロース系が伸びず、割安・バリュー系が買われている相場です。

米大統領選の投開票を控え、様子見ムードとなるかと思えば、下値から反転しています。10月の相場は下落するとみていましたが、思いのほか下げませんでした。

空売り勢としては、イライラする状況です。

反対に買い勢としても、反転している銘柄は、成長株ではなく割安株。

投資戦略が組み立てづらい相場です。

米国内も投開票を控えて、混乱に備えています。

NYでは選挙後のデモや便乗略奪に備えて店舗を閉鎖しているようです。


◎米大統領選 投票日前に臨時休業


これほどまで、注目されている選挙は珍しいですが、見方を変えると新型コロナにより消費活動の制限や変化により特定業種の失業者が増加していること、所得水準が伸びないことによる将来に対する不安が蔓延しているからだと思います。

ただ、大統領交代するかどうかの政策の転換期を迎えており、期待感が割れる状況ですが、テクノロジーの進化やafterコロナの消費活動の思考の変化は、選挙で変わるものではないと考えています。


よって、進化や変化による恩恵を受ける企業業績を重要です。

また、当たり前の話ですが、米国と日本は国が異なります。

日本政府による政策、国内消費者の行動、製造業の特徴などを考慮していくと、今回の大統領選の混乱はチャンスになるとみています。

大統領選前、決算発表前後で乱高下していますが、資金コントロールをしつつも、未来を見据えてタイミングを計っていきたいと思います。


主な決算発表

(11月2日)

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