今週末と来週始めが重要なポイント


おはようございます!

水曜日の日経平均は、28642.19円(前日比+88.21円)で取引を終えました。

東証1部  値上がり 768  値下がり 1308 変わらず 116

マザーズ  値上がり 193  値下がり 151  変わらず 10


日経平均は、28553円と想定レンジ(28000~28500円)の上値レンジ28500円を超えています。

18日以降、陽線が続いており、下値は固い様子ですが、25MAにタッチしてきており、上値をブレイクできるか注目です。

注目点は現在の価格位置を維持できるかどうか。

上値レンジを1日~2日超えるが、その後落ちていくパターンがありますので、注目ポイントです。


週足をみると、先々週に23000円下落した大陰線の後、小塙な動きとなって2週目。

チャートパターンからみると弱含んでいるパターンになります。

今週末の価格が28500円を超えるかどうか、来週の始値が大切な価格になってきそうです。


個別銘柄をみると、日経平均、TOPIXが小幅上昇したにもかかわらず、東証全体では値下がり数の方が多く、弱含んでいます。

一方、上昇をけん引しているのは、半導体関連、川崎重工、IHIといった重工系に資金が戻り始めています。

任天堂、リクルート、パナソニックが大幅高となって人気を集めいていますね。

中小型では、業績好調銘柄にも再評価の流れが出始めているようです。

シカゴCME日経先物の終値は、28615円(日経比-27円)と小幅上昇しています。

水曜日の終値とほぼ変わらずとなっており、指数はこのあたりで横ばいになりそうです。



米国市場

26日の米国市場は、NYダウが34323.05ドル(前日比+10.59ドル)、NASDAQは13738.00ポイント(+80.82ポイント)となっています。

NYダウは小幅上昇となりましたが、構成銘柄の30銘柄のうち、値下がりが20社と上値は重たそうですね。

上昇をけん引したのは、afterコロナ銘柄となるボーイング、ディズニー、ナイキ。

米国では18歳以上の半数にあたる1億2900万人が新型コロナワクチンの必よな回数を接種したと発表されています。

バイデン政権の目標である独立記念日7月4日までに、国民生活を平常時に戻すことが実現する蓋然性が高まり、期待感が膨らんでいるようです。

このことは、今まで実経済への投資を控えていた資金が、流動性が高い株式市場や仮想通貨市場に流れてきて投資ブームを起こしていましたが、一旦、この流れが収束して逆流しそうです。

NASDAQ、NYダウともに上昇してきたため、今期の新たな業績が出るまで調整して割安感が再び出てくる必要ありそうです。

警戒しているのは、10年債利回りが下落して1.6%を割り込んできたことです。

株式市場で利益確定されてた資金が、債券市場に流れ始めると、調整幅が大きくなります。

大きめの調整が来るか、ヘッジを入れるタイミングを考えつつ警戒しておきたいと思います。

もう一段が押しが来ても拾えるように準備しておきたいと思います。


注目ニュース


◎FRBは、テーパリング(金融緩和政策の縮小)について、労働市場の回復が遅れていることから、議論開始には慎重な見方を示しています。

急落のキッカケにはなっていませんね。

テーパリングも注目点です。

◎熊本への半導体工場建設の構想浮上との報道がありましたが、ソニーノーコメント。

米中対立も含めた動きであるため、半導体を巡る流れは注目しておきます。



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