おはようございます!
木曜日の日経平均は、28958.56円(前日比+97.76円)で取引を終えました。
東証1部 値上がり 991 値下がり 1066 変わらず 136
マザーズ 値上がり 182 値下がり 156 変わらず 16
日経平均は、引き続き、週足で13週線と5週線の間で推移しており、29000円の節目を前に横ばいとなっています。
一旦下げていますが、陽線が出ており、28500円付近の下値は固いようです。
売買動向をみると海外投資家は2週連続で買い越しとなっています。
ただ、買い越し額は規模が縮小しており、市場にエネルギーはないようです。
日経平均が横ばいしているなか、マザーズ指数が伸び始めており、グロース系への再評価が始まっているようです。
5月中旬以降、買い戻されて約1ヵ月が経過し、短期相場が一巡しているようです。
個別銘柄は、経済活動平常化への期待から日本郵船、商船三井が3%以上上昇。
海運株が買い戻されています。
これまで下げていたレーザーテック、エムスリーに買い戻しが入り、半導体関連が下値を固めています。
テルモが「糖尿病注射いらずを開発中」とのニュース、ALBERTとSBIが資本業務提携を発表したことから、大幅上昇しています。
CME日経平均先物の終値は、28920円(日経比-39円)と小幅な値動きとなっています。
SQであるため、寄付き後の値動きが買いが強まるかどうか、注目していきます。
米国市場
10日のNYダウは34466.24ドル(+19.10)、NASDAQは14020.33ポイント(+108.58)と反発しています。
ワクチン接種の高進捗を受けて、経済活動の平常化への期待から上昇した後、利益確定売りに押されていました。
労働市場も回復していることから、FRBによる金融緩和の縮小が懸念されています。
昨晩の5月の消費者物価指数が市場予想を上回りましたが、量的緩和を縮小する水準ではないとみられ、指数は安定しているようです。
ハイテク株を中心に買われており、マイクロソフト、ズーム、アマゾンが伸びています。
一方で、米10年債の利回りが1.47%と徐々に利回りが下がってきており、資金を分散し始めている様子です。
これを受けてJPモルガン、ゴールドマンサックスなど金融関連は売られています。
引き続き、一部の個別銘柄は再評価されていますが、全体としては、相場に力強さはなく、横ばいの値動きが続きそうです。
注目ニュース
個別銘柄について
会員登録をご希望の方は入会案内を御覧ください。