おはようございます!
水曜日の日経平均は、29639.40円(前日比‐20.31円)で取引を終えました。
東証1部 値上がり 287 値下がり 1847 変わらず 53
マザーズ 値上がり 86 値下がり 286 変わらず 9
水曜日の前場は、中国恒大問題の影響を受けて、続落。
その後「恒大の車載利払い実施」の報道を受けて下げ渋りましたが、大きく反転はしませんでした。
後場も軟調に推移し、東京市場休日前、米FOMCの結果発表と様子見ムードとなっています。
今回の恒国の不動産バブル崩壊と恒大の問題は、日本の89年バブル崩壊後の「住専問題」と酷似しています。
金融機関の不良債権が大きく膨らむため、銀行再編、不良債権の消化するための国費投入が考えられます。
日本での失われた10年から現在を振り返ると、銀行金利、インデックス株価を比較すると、マイナス金利、日経平均30000円回復。
不良債権の消化のためには、お金の量を増やします。
対応策の前例があるため、パニックは発生しにくくなっているのかもしれません。
コロナ以降の流れを見た際に、成長企業への投資はどんな時も注目しておく必要がありますね。
重要なのは、米国企業の業績成長の鈍化の方が注意しておく必要があるとみています。
CME225の終値は30110円と日経平均前日比で470円高となっています。
30000~29500円の間で様子見ムードでしたが、30000円を回復していきました。
大きく下落した際も、フィラデルフィア半導体指数は上昇していたことから、下値は固いなとみていましたが、休場中に大きく反転してきています。
23日の日の米国市場、NYダウは34764.82ドル(+506.50)、NASDAQは15052.24ポイント(+155.40)と双方とも大きく反転上昇しています。
米10年債が1.435%と大きく上昇しており、債券売り株式買いの流れになっています。
VIX指数は18.63と20を割り込み安定水準に戻ってきました。
FOMCはテーパリングが年内開始されることを示唆、利上げは時間がかかるとことから、当面はゼロ金利政策は続くと判断されており、市場予想通りの展開となっています。
中国恒大は人民元建ての社債の利払いを実施すると発表。この問題は中国内政の問題であり、米国の銀行、金融システムとに悪影響を与える問題ではないとの見方が、強くなってきています。
今週初めに売られていたアメックス、JPモルガン、キャタピラーなど金融関連や景気敏感株が買い戻されています。
フィラデルフィア半導体指数も1.33%上昇しており、半導体関連やハイテク関連への再評価が続いています。
これを受けて日経平均も堅調に推移しそうです。
チャートで注目しているのは、NYダウは13週線を割り込んでおり、今期評価が一巡感が出るかどうかです。
一方、NASDAQはまだ上昇のターンが続いています。
半導体セクターが強いかどうかが、日経平均にも影響を与えるため引き続き半導体指数、NASDAQの値動きに注目したいと思います。
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